くみあい肥料工場
概要
名 称 | JAあいち経済連くみあい肥料工場 |
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竣工年月 | 昭和56年10月 |
敷地面積 | 31,704m2 |
製造能力 | 42,000トン/年 |
所 在 地 | 〒447-0866 愛知県碧南市明石町7番13 |
くみあい肥料工場では、愛知県農業の発展を目指し、各地域、作物に適したBB肥料・有機配合肥料の生産を行っています。
業務内容
- (1)肥料製造
- くみあい肥料工場では、地域、作物に適したBB肥料、有機配合肥料の生産を行っています。
- (2)原料、製品分析
- 安全・安心なBB肥料を供給するため配合原料分析を行っています。
また、袋詰めされた製品が保証された成分を含んでいるのか確認するため、製品の成分分析を行っています。
BB肥料製造工程
- 原料荷揚げ
- BB原料を船やトラックで工場に搬入し、原料倉庫に保管されます。
- 原料投入
- 搬入された原料がショベルローター等を使ってここから投入されます。
- 制御室
- 原料投入のあと原料計量から配合完了までの作業をコンピュータを使ってコントロールします。
- 混合機
- 自動計量後、原料ビンから送られた各原料は製造設計に従って第一、第二混合機で均一に配合されます。
- 自動包装機
- 計量された製品はここで袋詰めされ、整形されながらオートパレタイザーへ 搬送されます。
- オートパレタイザー
- 整形された製品はパレットに自動積付けされフォークリフトを使って製品倉庫等へ搬出保管されます。
BB肥料とはバルク(粒)ブレンディング(配合、混合)の頭文字からとった名前で、水や熱を加え造粒乾燥させた化成肥料と異なり、2種類以上の粒状の肥料原料を配合した肥料をいいます。
BB肥料は化成肥料と違い、重油や工業用水を使用することがなく、大規模な設備投資を必要としないうえ、県内に工場が設置されていることから配送・流通コストの削減が可能となり、省エネ・低価格な肥料となっています。
BB肥料は粒状の硫安・燐安・塩化加里・硫酸加里などを主原料として配合したもので、肥効比較および展示圃実証試験の結果、肥効は化成肥料と同様であることが実証されています。
土壌診断により、地域・土壌に合った肥料を容易に作ることができます。また、肥効調節型原料や有機原料をうまく使うことによって、作物の養分吸収や、生産農家の施肥体系に合った肥料を作ることも可能です。水稲では、「ひとまきくん」「側条エース」などの基肥にワンタッチ肥料※の普及が拡大するとともに、園芸でも「たまねぎてまなしくん」「イチジク基肥ワンタッチ」「エコベジタ」など省力施肥型肥料の開発を進めています。
※ワンタッチ肥料…基肥として施用すると追肥を省略することができる、施肥の省力化を可能にした肥料