ポーククリニック
肉豚の生産を妨げる要因として、病気・飼養管理・環境等があります。
ポーククリニックシステムは養豚農場の各種検査や環境測定を実施し、その要因を的確に診断することで生産性や肉の品質・安全性を維持・向上させることを目的としています。

1定期巡回
農畜産物衛生研究所所属の生産改善チームが月1回程度農場を訪問し、豚の様子や飼養管理などを目視・聞き取りで確認します。
検査項目
- 豚の発育状況
- 飼養管理のチェック
- 農場の飼育環境
- ワクチンの接種状況 など
2定期検査
モニタリング検査を年1~2回実施します。
検査項目
- 採材(血液・糞便など)
- 農場における各種検査
- と畜場における検査 など
※緊急性のある農場の豚に関しては、解剖検査をし、病性鑑定を行います

3検討会
生産者・JA職員・研究所職員・養豚担当職員が集まり、巡回や各種検査の結果報告をもとに課題の確認と改善策の検討を行います。
検討データ
- 血清検査
- 細菌検査
- 寄生虫検査
- 薬剤感受性試験
- 内臓廃棄データ
- 飼料、水の摂取量
- 生産技術数値
- 枝肉成績
- PCR検査
- と畜場での鼻と肺の検査

4改善策の実施・検討
改善策に対する指導・支援を行い、巡回・検査による効果検証を行います。