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普通作物

  • コムギの生育は遅れを取り戻しています。出穂期から開花期に天候が良好でしたので、赤かび病の発生は多くはならない見込みですが、乳熟期に湿潤な気象が連続するようでしたら、2回目の防除が必要になります。1回目とは異なる系統の薬剤を用いましょう。 ベンゾイミダゾール系:トップジンM水和剤・ゾル
    グアニジン系:べフラン液剤25、ベルクート水和剤
    DMI剤:シルバキュアフロアブル、チルト乳剤25、トリフミン乳剤
    QoI剤:ストロビーフロアブル

果 樹

  • ウンシュウミカンではそうか病の発生がやや多くなりそうです。春葉の感染時期は展葉直後から新梢の伸長停止期までですので、越年罹病葉の見られる園では早めに薬剤散布を行い防除しましょう。感染から発病までに通常は1週間以上かかりますので、発病を認めてからの防除では手遅れになります。本年は新梢の生育が早いので特に注意しましょう。ミカンハダニは3月上旬の段階で発生が多い状況ですが、高温傾向が続いていますので、例年より早く5月から密度が上昇すると予測されています。園内の発生状況に注意し、寄生葉率が30%以上なら、落弁期の薬剤散布の際にミカンハダニに効果のある薬剤を加えるよいでしょう。マシン油を使用する場合には、ジチアノン(デラン)を含む剤、無機銅剤、無機硫黄剤は混用あるいは近接散布しないよう注意が必要です。
  • ナシではすでに黒星病の発生がやや多い状況です。5月も定期的に薬剤散布を行って防除しましょう。心腐れ症(胴枯病菌)対策を考慮し、同時防除できる薬剤(デランフロアブル、ファンタジスタ顆粒水和剤など)が適当です。また、アブラムシ類の発生もやや多くなっています。これまではナシアブラムシが多かったと思われますが、これからはユキヤナギアブラムシやワタアブラムシも増加してきます。ナシアブラムシやユキヤナギアブラムシは新葉を巻いて加害しますので薬剤がかかりにくくなります。浸透移行性の高い薬剤を選択するようにしましょう。
  • モモではナシヒメシンクイの越冬世代成虫の発生がやや多く、発生時期もやや早い状況でした。第1世代幼虫はモモなどの新梢に食入して、心折れを引き起こします。心折れを見つけたら食害されていない部分まで切除し、被害の拡大を防ぎましょう。第1世代成虫は果実にも産卵するようになり、第2世代幼虫がモモなどの心折れ被害に加えモモ、ナシなどの果実の被害を引き起こすようになります。第2世代幼虫の防除適期は第1世代成虫発生ピークの7〜10日後になります。仮に越冬世代成虫の発生ピークが3月25日だった地点では、今後平年並みの気温で推移した場合には、5月第5半旬には第1世代成虫の発生ピークを迎えることになりますが、気温が高く推移すればさらに早まる可能性があります。幼虫が食入してからでは防除効果が上がりにくいので、遅れないように薬剤散布しましょう。
  • 本年はチャバネアオカメムシの越冬成虫量が多かったことから、果樹園への越冬成虫の飛来が多くなると予想されています。山沿いの地域では、4月下旬にはすでにフェロモントラップへの誘殺数が多くなっており、一部平坦部でも飛来が確認されています。夜温が20℃を超えるようになると活発に活動しますので、園地を見回り、飛来を確認したら速やかに防除しましょう。モモ、ナシ、ブドウ、カキなど各種果樹類で注意が必要です。チャバネアオカメムシの越冬成虫の飛来は7月ごろまで続き、それ以降はヒノキやスギなどで生育した新成虫に移行します。主要な防除薬剤の有機りん剤、合成ピレスロイド剤、ネオニコチノイド剤は土着天敵への影響が強いことから、ハダニ類やカイガラムシ類の多発を引き起こすことがありますので、これらの害虫の発生にも注意する必要があります。チャバネアオカメムシ以外の主要な果樹カメムシ類としては、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシがあげられますが、水稲や大豆の重要害虫であるミナミアオカメムシも果樹を加害します。ミナミアオカメムシは4月のうちからすでに加害を始めていますので、必要に応じて防除するようにしましょう。

野 菜

  • キャベツの作期が拡大し、コナガの発生が多くなる春から夏前までに収穫期を迎えるほ場も増えています。特にこれから収穫期を迎えるほ場では、コナガの発生に注意する必要があります。多くの薬剤においてコナガに対する感受性の低下が認められています。現在、比較的効果の高いと考えられる剤は、スピノシン系(ディアナSC、スピノエース顆粒水和剤)、マクロライド系(アファーム乳剤)、BT剤(フローバックDF、エスマルクDFなど)となっています。これらを基幹として、ある程度の効果が期待できるネライストキシン系のリーフガード顆粒水和剤、パダンSG水溶剤、オキサダイアジン系のトルネードエースDF、アクセルフロアブル、ジアミド系のベネビアODなどを用い、同一系統薬剤に偏らないように注意して防除しましょう。なお、収穫後はなるべく早く残渣をすきこんで、コナガの密度を高めないようにしましょう。

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

今月の防除ポイント概要
イネ いもち病(苗いもち)
イネミズゾウムシ
コムギ うどんこ病
赤かび病
さび病類
ウンシュウミカン そうか病 やや多い
ミカンハダニ 多い
ナシ 黒星病 やや多い
アブラムシ類 やや多い
モモ 黒星病
せん孔細菌病 やや少ない
ナシヒメシンクイ やや多い(やや早い)
モモハモグリガ
ブドウ 黒とう病 並(早い)
べと病
カキ 炭疽病
うどんこ病
果樹共通 カメムシ類 やや多い
キャベツ コナガ やや多い
タマネギ べと病
トマト(施設) 黄化葉巻病 少ない
ナス(施設) うどんこ病
灰色かび病
ハダニ類
アザミウマ類
キュウリ(施設) アザミウマ類