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野 菜

  • キャベツでは、コナガの発生がやや多くなっています。コナガは休眠性がなく、寒地を除いて周年活動しています。気温の低い冬季は生育は緩慢になりますが、気温の上昇する春には再び増殖が活発となりますので、密度の低い今のうちに防除しておくとよいでしょう。コナガは薬剤抵抗性が発達しやすい害虫です。多くの種類の殺虫剤が効きにくくなっていますが、BT剤(フローバックDF、ゼンターリ顆粒水和剤など)、スピノシン系剤(ディアナSCなど)、マクロライド系のアファーム乳剤などは感受性が低下しておらず、比較的安定した防除効果が期待できます。
  • トマトでは、先月に引き続いてすすかび病の発生が多くなっているほ場があります。すすかび病は葉かび病と病徴がよく似ていますが、葉かび病抵抗性品種に葉かび病に似た症状が発生したら、すすかび病が疑われます。すすかび病菌はナスにも感染し、ナスではすす斑病となります。ナスすす斑病に病徴の似た病害としてすすかび病がありますが、すす斑病では葉裏に灰褐色のすす状のカビを生じるのに対し、すすかび病でははじめ白色、のちに灰褐色のカビを生じますが、すすかび病の方がカビの密度が高くてビロード状になるという特徴があります。しかし、正確に診断するには胞子の顕微鏡が必要です。トマトすすかび病は登録のある農薬で防除できますが、ナスすす斑病には登録のある農薬がありませんので、トマトすすかび病の農薬を参考にしながら、ナスの他病害に登録のある農薬を用いて同時防除を図るようにしましょう。
  • イチゴでは、ハダニ類の発生は平年並みですが、一部で発生の多いほ場があります。春先になって気温が上昇してきますと急激に密度が高まりますので、よく観察して発生が見られるようなら今のうちから防除を徹底しましょう。感受性の低下により効果の高い薬剤が少なくなっていますので、エコピタ液剤やサフオイル乳剤などの気門封鎖型農薬をうまく活用しましょう。天敵(ミヤコカブリダニ剤)を利用している場合に、ハダニ類が発生し始めたら早めに気門封鎖型農薬をスポット散布し、必要に応じチリカブリダニ剤を放飼して密度低下を図りましょう。春放飼(2月)を予定している場合には、1月に防除を徹底して、放飼前のハダニの密度を極力低く抑えておきましょう。

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

今月の防除ポイント概要
キャベツ コナガ やや多い
トマト(施設) 疫病
灰色かび病
葉かび病
ナス(施設) 灰色かび病 やや少ない
ミナミキイロアザミウマ
ハダニ類
キュウリ(施設) べと病
うどんこ病 少ない
灰色かび病
ミナミキイロアザミウマ 少ない
イチゴ(施設) 灰色かび病 やや少ない
うどんこ病 やや少ない
ハダニ類