• リンク
  • サイトマップ
  • お問い合わせ

トップページへ

普通作物

  • ダイズでのハスモンヨトウの発生は一部を除いて多くはありませんが、引き続き発生動向には注意しましょう。

果 樹

  • ナシの黒星病菌はり病落葉や鱗片で越冬します。鱗片への感染は10月中旬から11月中旬ごろに、主に秋型病斑を形成しているり病葉から雨水とともに流れ出た分生子により起こりますので、10月中下旬から11月上中旬にかけてが秋季防除の適期になります。この間に10日間隔で3回程度保護殺菌剤を散布すると防除効果が高くなります。また、り病落葉上で越冬した菌は早春に偽子のう殻を形成し、これが重要な伝染源になります。秋季防除は発病葉の増加を防ぎ、り病落葉上で越冬する菌の量を減らす効果も期待できます。落葉は冬のうちに集めて園外で処分しましょう。
  • 本年はヒノキ球果で生育したカメムシの新成虫が多いことから、果樹園に飛来してくる量が多くなっています。すでにカキでは被害果が多くみられているところもあります。10月の気温は高めと予測されていますので、この先も飛来が続くと思われます。カキのほかウンシュウミカンでも注意が必要です。果樹を加害するカメムシ類の中では、チャバネアオカメムシが主要種ですが、ウンシュウミカンではツヤアオカメムシの加害も多く、本種は常緑樹の樹冠内で越冬しますので、秋遅くまでカンキツ樹や防風垣に生息して加害を続けます。果樹カメムシ類に対しては予防散布の効果は期待できませんので、初飛来直後に薬剤散布を行うことが重要です。防除が遅れると、集合フェロモンにより多数のカメムシが飛来して被害が大きくなってしまいます。園内に局部的に発生していることもありますので、園をくまなく巡回して飛来をなるべく早く確認するようにすることが大切です。

野 菜

  • ハクサイのべと病がやや多くなりそうです。本病の発病適温は20℃前後であり、降雨が多いと発病が多くなります。10月は最も発病に適した気温であり、本年は降水量が多めの予報となっていますので、このため発生がやや多くなると見込まれています。多発してからでは防除が困難になりますので発病初期の防除が重要です。発病は下葉から始まり、初期の葉表の病斑は淡黄色でぼんやりとしていて見つけにくいため、発病に適した環境条件となったら保護殺菌剤を散布して予防するのが確実です。病原菌は主に葉裏の気孔や細胞の境目などから侵入しますので、葉裏や株元に十分薬液がかかるように散布することが大切です。品種間で発病差があり、黄心系の多くの品種では「茎べと」と呼ばれる中肋内部組織が黒変する症状を示すことがありますので特に注意が必要です。
  • キャベツでは黒腐病が多発する恐れがあります。本病は長雨や強風を伴う降雨があると感染が多くなり、発病が多くなります。本年は、9月にこのような気象現象が繰り返し起こりましたので十分注意が必要です。薬剤による対策は降雨の前と後の銅剤などの保護殺菌剤の散布が最も有効です。降雨前の散布ができなかったときは、降雨後に葉が乾いたらなるべく早い段階で防除するようにしましょう。
  • ハクサイやキャベツのコナガもやや発生が多くなっています。登録薬剤でも感受性の変化により効果が著しく低下しているものもあります。BT剤(エスマルクDFやフローバックDF)を基幹に比較的効果の期待できるアファーム乳剤やベネビアODなどでローテーションを組むとよいでしょう。新剤のファインセーブもローテーションに組み込むことは可能と考えられますが、直接薬剤がかからないと効果がありませんので、丁寧な散布が望まれます。シロイチモジヨトウはキャベツなどで発生が多くなっています。ネギを除き本虫に登録のある農薬は少ないので、他のチョウ目害虫と合わせた防除で対応するのがよいと思われます。ハスモンヨトウもフェロモントラップの調査で誘殺数がやや多くなっています。キャベツ等の露地野菜では発生に注意し、幼虫が分散する前に防除しましょう。施設野菜では成虫の侵入に注意しましょう。
  • イチゴでは炭疽病の発生がやや多くなると予測されています。9月下旬の時点では一部で発生の多いほ場もありますが、平均的にはやや少ないレベルです。しかし、9月の台風や長雨で風雨にさらされた株などでは、症状は現れていなくても感染している可能性があります。10月の気温は高めの予想ですので、こうした株が今後発病してくるとの想定で、発生がやや多くなるとの予報になっていると思われます。発病株は伝染源となりますので、できれば隣接株も含めて早めに抜き取り、ポリ袋等に入れて施設外に搬出しましょう。発病株除去後にはセイビアーフロアブル、ベルクートフロアブル、オーソサイド水和剤80(高温時は薬害に注意。乾くまではミツバチに影響あり。)を7日間隔で数回散布しましょう。

花 き

  • 露地ギクでもハスモンヨトウには注意が必要です。幼虫が集合している若齢のうちに防除しましょう。オオタバコガの発生は、9月は多くはありませんでしたが、10月は発生量が多くなる時期です。ハスモンヨトウのように卵塊として産み付けられることがないため初期の発生を見落としやすいですが、頂芽をよく観察して早期発見に努め、防除が遅れないようにしましょう。

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

今月の防除ポイント概要
ダイズ 吸実性カメムシ類 少ない
ナシ 黒星病 やや多い
カキ 炭疽病 多い
カメムシ類 多い
ウンシュウミカン カメムシ類 多い
ハクサイ べと病 やや多い
コナガ やや多い
アブラムシ類
キャベツ 黒腐病 多い
オオタバコガ
コナガ やや多い
シロイチモジヨトウ 多い
トマト(施設) 葉かび病
コナジラミ類
黄化葉巻病 少ない
イチゴ(施設) うどんこ病
炭疽病 やや多い
ハダニ類
野菜共通 ハスモンヨトウ やや多い
キク(露地) ハスモンヨトウ やや多い
オオタバコガ