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コムギ

  • 赤さび病は、愛知県農業総合試験場によれば2月から3月にかけて気温12℃以上かつ降雨があった日が4日以上あると多発する可能性があります。今年は平年より気温が高い日が多く、今後も高温と多雨が予想されていますので、今後の天候や予察情報に留意して予防散布を行いましょう。
  • 防除適期は、1回目は茎立ち10日後頃から止葉抽出期まで、2回目は開花期頃(出穂7〜10日後)です。2回目の防除は赤かび病防除と兼ね実施すると良いでしょう。麦の生育状況に応じ、防除適期を逃さないようにしてください。赤さび病に適用がある薬剤として、ワークアップフロアブル、チルト乳剤25、シルバキュアフロアブル(いずれもDMI剤)、アミスター20フロアブル(QoI剤)、イントレックスフロアブル(SDHI剤)などがあります。DMI剤は赤かび病にも効果が高いと思われます。なお、出穂後の赤かび病やうどんこ病防除を含め、同一系統の薬剤の連用はなるべく避けましょう。

キャベツ

  • コナガは、昨秋にやや多く発生した地域がありました。本県では冬期も休眠せず緩やかに生育し続けますので、特に秋に発生が多かった地域では気温が上昇すると被害が急増する可能性があります。3月の気温は高いと予想されていますので、発生があれば増加する前に防除を徹底しましょう。なお、コナガは世代交代が早く、薬剤の感受性低下が起きやすいので注意します。経済連の調査では、フローバックDF等(BT)、アニキ乳剤・アファーム乳剤等(アベルメクチン系)、スピノエース顆粒水和剤・ディアナSC(スピノシン系)、グレーシア乳剤(イソキサゾリン系)、モベントフロアブル(※)、ファインセーブフロアブル(未分類)や新規剤であるブロフレアSC(メタジアミド系)は比較的高い効果が期待できます。ただし、これら効果の高い薬剤でも連用により感受性低下が起きる可能性があり、モベントフロアブル、ファインセーブフロアブルなどでは一部地域で感受性が低下した事例があります。薬剤の系統ごとのローテーション散布を心がけて感受性低下を回避するとともに、効果が低くなった薬剤とその同一系統の薬剤の使用は控えましょう。  ※テトロン酸およびテトラミン酸誘導体
   

タマネギ

  • 白色疫病及びべと病ともに今のところ発生量は平年並ですが、3月の降雨量は多いと予想されているため、今後、被害が多発する可能性があります。白色疫病は4月頃まで発生し、発病株は主に葉身の中央に浸みたような不明瞭な病斑を生じ、後に白色となった病斑から下垂し枯死します。雨水により伝染するため、降雨が多いと低湿な場所で発生して周囲の株に急速にまん延します。べと病は、2〜3月に前年に感染した越年罹病株が発病し、草丈が低くなり葉が黄化して外に湾曲します。この発病株で形成する分生胞子が二次伝染源となり周辺の株が感染して多発を招きます。
  • 白色疫病とべと病の両方に適用のある薬剤は多く、2週間程度の間隔で両病害に対する予防散布を行うと効果的です。発生があれば直ちに発病株を抜き取って処分するとともに、リドミルゴールドMZなど治療効果がある薬剤を散布して、被害の拡大を防ぎましょう。

施設野菜

  • トマト、ナス、キュウリ、イチゴの灰色かび病、トマトの葉かび病、キュウリのべと病は、いずれも現在の発生量は平年並ですが、3月は降雨が多く日照不足が予想されることから、施設内が多湿になりやすく発生が多くなると予想されます。また、3月は気温の上昇により暖房機の稼働が少なくなり、相対的に施設内の湿度が高まるとともに急激な温度変化により結露しやすくなる時期です。夜間の暖房機の稼働時間・温度の設定に配慮するとともに、細やかな換気や循環扇の活用などで、施設内の温湿度を適切に管理しましょう。下葉の摘葉、発病果や発病葉の除去、灰色かび病では受精後の花弁の摘み取りも有効です。薬剤による防除は、計画的な予防散布を行うことで病害の多発を防ぐとともに散布回数を減らしましょう。また、同一系統の薬剤の連用を避けて薬剤耐性が発達しないよう心がけてください。
      

トマト

  • コナジラミ類の発生量は平年並ですが、今後の高温が予想されているため急増する可能性があります。特に秋季に多発した施設では再度増加しやすいので、黄色粘着板を使って発生状況を把握し、増加傾向が見られたら早急に防除しましょう。
  • なお、本県の施設で主に発生しているコナジラミは黄化葉巻病及び黄化病の病原ウイルスを媒介するタバココナジラミですが、屋外では越冬できないため、現在は保毒したタバココナジラミは施設内のみにしかいません。今後、換気等により施設から保毒虫が屋外に飛散すると露地トマト等においてウイルスを伝染するとともに増殖し、次作の施設栽培が開始されると保毒虫として露地から戻ってきます。施設周辺のウイルスの伝染環を断ち切るために、春の施設内防除を徹底するとともに、天窓を含めた編目0.4mmの防虫ネットの展帳と収穫終了後の施設密閉による蒸し込みにより、保毒虫を施設内から飛散させず全滅させることが大切です。

キュウリ・ナス

  • ミナミキイロアザミウマも現在は発生量が平年並かやや少ない施設が多いのですが、年末から発生が続いている施設もあります。今後、気温は高いとの予想から急増する可能性がありますので、青色粘着板などで発生量の早期把握に心がけ、発生があれば早めに防除しましょう。なお、ミナミキイロアザミウマは薬剤感受性が低下しやすいので、防除効果が低い場合は他の系統の薬剤に切り替えるとともにローテーション防除を心がけてください。天敵農薬であるスワルスキーカブリダニ剤(スワルバンカーなど)を利用し、アザミウマ類を長期間抑制するとともに化学農薬の使用回数の削減を進めている施設がありますが、天敵農薬は放飼のタイミングが重要ですので、アザミウマの発生初期の把握に努めて放飼するとともに、アザミウマの発生が増加した場合には、購入先などで影響日数を確認した上で化学農薬を併用することも検討してください。

イチゴ

  • ハダニ類は、今年は平年より発生量が少ない施設が多いのですが、今後の気温は高いとの予想から急増する可能性があります。作業管理時に下葉かきを徹底するとともに、葉のかすり状の被害など初期のスポット的な発生を確認したら、天敵や訪花昆虫への影響に注意して防除を徹底しましょう。また、薬剤の感受性低下が起きにくいエコピタ液剤やサフオイル乳剤など気門封鎖型農薬を活用しましょう。ミヤコカブリダニ剤(ミヤコバンカーなど)を利用している場合には、ハダニ類の発生初期に気門封鎖型農薬を発生か所を中心に葉裏へもかかるよう数回散布するとともに、比較的速効性であるチリカブリダニ剤(チリガブリなど)を放飼してハダニ類の密度低下を図る方法があります。
                
 

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

新着情報

3月の防除ポイント概要
コムギ 赤さび病 やや多い
ナシ 黒星病 やや多い
モモ せん孔細菌病 やや多い
ブドウ 黒とう病
キャベツ コナガ やや多い
タマネギ 白色疫病 やや多い
べと病 やや多い
トマト(施設) 疫病
灰色かび病 やや多い
葉かび病 やや多い
コナジラミ類 やや多い
ナス(施設) うどんこ病
灰色かび病 やや多い
すすかび病 やや少ない
ミナミキイロアザミウマ
キュウリ(施設) べと病 やや多い
うどんこ病 やや少ない
灰色かび病 やや多い
ミナミキイロアザミウマ
イチゴ(施設) 灰色かび病 やや多い
うどんこ病
ハダニ類