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普通作物

  • イネに関しては、6月の下旬以降イネいもち病(葉いもち)の感染好適日が頻繁に出現するようになってきました。感染好適日から7日後ごろから病斑が出現し始め、10〜14日後になると目立ってきます。曇りや雨の日が続くと発生が多くなる可能性がありますので、常発地では観察を怠らないようにし、発生を確認したら速やかに防除するようにしましょう。
  • トビイロウンカとセジロウンカは発生が多くなると予想されています。これらは下層ジェット気流に乗って中国大陸から飛来しますが、飛来量はセジロウンカの方が多く、生育初期に密度が高くなると被害が大きくなります。このため、晩植栽培の方が被害を受けやすくなります。トビイロウンカは飛来量は少ないですが、本田で秋まで増殖を続け、密度が高まると坪枯れの被害を生じます。両種とも被害が見られてからの防除では効果が上がりませんので、増殖量が多くなる7月下旬〜8月上旬にかけてが防除適期となります。
  • 斑点米を生じるカメムシ類も畦畔雑草で増殖しています。特にカスミカメムシ類の発生が多いようです。畦畔の除草は遅くとも出穂10日前までには済ませ、出穂期〜穂揃い期に薬剤散布を行いましょう。発生状況によっては7〜10日後にもう一度防除するとよいでしょう。

果 樹

  • ウンシュウミカンでは、チャノキイロアザミウマの発生が多くなっています。第3世代成虫の発生ピークは7月中旬ごろ(山間部を除き7〜16日)と予測されていますので、この時期に合わせて防除するとよいでしょう。
  • ナシ黒星病は発生がやや多い状況が続いています。幸水は収穫2か月前ごろから1か月間程度果実の感受性が再び高まっています。この時期の感染は果実被害に結びつきますので、防除効果の高い薬剤で感染を防ぎましょう。幸水以外の品種ではこの時期の果実への感染はありませんが、葉での発病は続きます。定期的な予防散布で対応しましょう。
  • ナシヒメシンクイの果実への食入が増えてくる時期です。モモやウメの新梢伸長が止まると、新梢への加害から果実への加害へと移行します。6月まではモモでの心折れ被害がやや多くなっていますので、今後はナシでも果実の被害がやや多くなる可能性があります。ハダニ類もやや多くなると予想されていますので、ハダニ類の天敵に対し影響の少ない薬剤(ノーモルト乳剤などのIGR剤、サムコルフロアブル10などのジアミド剤など)で防除しましょう。
  • モモのナシヒメシンクイ被害はこれまで新梢の心折れが中心でしたが、新梢の伸長が止まると果実の被害が増えてきます。心折れ症状を見かけたら健全部を少し含めて切り戻すとともに、薬剤散布により防除しましょう。ハダニ類の発生もやや多くなると予想されています。ハダニ類の発生動向に注意を払うとともに、シンクイムシ類などの防除にあたっては、ハダニ類の天敵に影響の少ない薬剤を用いるなどの配慮をすると良いでしょう。
  • ブドウでは特に発生が多くなると予想されている病害虫はありませんが、べと病は長雨が続くと急に蔓延することがありますので、初発生をみたら速やかに防除するようにしましょう。

花 き

  • 露地ギクではアブラムシ類とアザミウマ類の発生がやや多くなっています。多発する前に、できれば発生しているそれぞれの種を確認したうえで、適切な薬剤で防除しましょう。フェロモントラップにおけるオオタバコガの誘殺数が多くなっている地域があります。オオタバコガは頂芽や花蕾を食害しますので、個体数の割には被害の大きい害虫です。発生状況に十分注意し、防除が遅れないようにしましょう。
  • 白さび病も一部地域では発生が多くなっています。発生を確認したら被害葉を切除したうえで、同一系統薬剤に偏らないよう配慮して、薬剤により防除しましょう。特に、DMI剤(アンビルフロアブル、ラリー乳剤、トリフミン水和剤など)、QoI剤(アミスター20フロアブル、ストロビーフロアブル、ファンタジスタ顆粒水和剤、メジャーフロアブル)、SDHI剤(アフェットフロアブル、バシタック水和剤75)は耐性菌リスクが高いので注意が必要です。

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

アグリ博士

今月の防除ポイント概要
イネ いもち病(葉いもち) 並
紋枯病 並
トビイロウンカ やや多い
セジロウンカ やや多い
ツマグロヨコバイ 並
カメムシ類 やや多い
フタオビコヤガ(イネアオムシ) 少ない
イチモンジセセリ(イネツトムシ) やや少ない
ウンシュウミカン そうか病 並
黒点病 並
ミカンハダニ 並
チャノキイロアザミウマ 多い
ナシ 黒星病 やや多い
うどんこ病 並
ナシヒメシンクイ やや多い
ハダニ類 やや多い
モモ せん孔細菌病 やや少ない
灰星病 並
ナシヒメシンクイ やや多い
モモハモグリガ やや少ない
ハダニ類 やや多い
ブドウ べと病 並
黒とう病 やや少ない
チャノキイロアザミウマ 並
カキ 角斑落葉病・円星落葉病 並
うどんこ病 少ない
コナカイガラムシ類 やや少ない
果樹共通 カメムシ類 やや少ない
キク(露地) 白さび病 並
アブラムシ類 やや多い
ハダニ類 やや少ない
アザミウマ類 やや多い
オオタバコガ 並