• リンク
  • サイトマップ
  • お問い合わせ

トップページへ

普通作物

  • イネでは紋枯病の発生が多くなっています。上位葉鞘まで侵されると被害が発生しますので、発生の多いほ場では早めに防除を行いましょう。斑点米を生じるカメムシ類は8月に入り平年並みの発生に落ち着いてきましたが、再び増加しています。普通期栽培で畦畔や水田内の発生が多いようなら、出穂期から穂揃い期の防除に続いて2度目の防除を行いましょう。
  • ダイズではオオタバコガの発生が多い地域があります。オオタバコガに登録のある薬剤は少ないので、ハスモンヨトウとの同時防除で対応するとよいでしょう。

果 樹

  • ウンシュウミカンでは、引き続きチャノキイロアザミウマの発生が多くなっています。これからは果頂部の被害が多くなりますので、まだ防除を行っていないようなら、早急に防除しましょう。また、ミカンハダニの発生も多くなってきました。秋季は果実の加害が多くなりますので、発生の見られる園では防除が必要です。ミカンハダニは薬剤抵抗性が発達しやすく、すでに防除効果の低下している薬剤も多くなっています。比較的効果の高い薬剤を選んで防除するようにしましょう。
  • モモでは、せん孔細菌病の発生は少ない状況ですが、病原菌の越冬量を少なくするために、秋季の薬剤散布は励行しましょう。9月に無機銅剤を2回散布すると効果が高いとされています。
  • 果樹カメムシ類がヒノキ等から離脱して果樹園へ飛来してくる時期は、本年は9月中旬と予測されています。ヒノキの球果量がやや多いため、チャバネアオカメムシ等の発生もやや多いと考えられています。また、一部地域ではクサギカメムシやツヤアオカメムシも多くなっているようです。今後注意が必要な樹種は、カンキツ類、カキ、晩生のナシなどです。発生を確認したら速やかに登録のある薬剤を散布するようにしましょう。

野 菜

  • キャベツなどのアブラナ科野菜では、コナガ、ハイマダラノメイガ及びシロイチモジヨトウの発生に注意が必要です。
    コナガについては薬剤感受性の低下が顕著で、多くの薬剤で効果が落ちてきています。薬剤感受性については地域差がありますが、フローバックDF、エスマルクDF、トアローフロアブルCTなどのBT剤、マクロライド系のアファーム乳剤、スピノシン系のスピノエース顆粒水和剤、ディアナSC、ネライストキシン系のリーフガード顆粒水和剤は比較的効果が安定しています。同一系統薬剤に偏らないように注意して防除しましょう。
    ハイマダラノメイガは幼虫が芯部を食害しますので、育苗期や定植後初期に加害を受けると致命的です。育苗期後半〜定植直前あるいは定植時に土壌処理できる薬剤を用いると効率的です。ダイコンではプリロッソ粒剤をは種時に播き溝土壌混和すると高い防除効果が得られますが、間引き菜として食用にすることはできなくなります。なお、散布剤についても間引き菜として収穫・出荷する場合には、収穫前日数を守るとともに、「間引き菜、つまみ菜には使用できません。」と表記のある薬剤は残留上問題がありますので使用しないよう注意しましょう。
    シロイチモジヨトウについては、9月1日に愛知県からキャベツを対象として注意報が発表されています。シロイチモジヨトウはアブラナ科野菜にとどまらず、ネギ、エンドウ、花き類など多くの作物を加害しますので、注意する必要があります。キャベツにおいても登録薬剤は少ないので、他のチョウ目害虫防除により同時防除を図るとよいでしょう。

☆農薬は使用する前にラベル等で登録内容、注意事項等を確認してからご使用ください。

アグリ博士

今月の防除ポイント概要
イネ いもち病(穂いもち)
紋枯病 多い
トビイロウンカ
ツマグロヨコバイ やや少ない
コブノメイガ やや少ない
フタオビコヤガ 少ない
斑点米カメムシ類 やや多い
ダイズ ハスモンヨトウ やや少ない
オオタバコガ やや多い
ウンシュウミカン 黒点病 やや少ない
ミカンハダニ やや多い
チャノキイロアザミウマ やや多い
モモ せん孔細菌病 少ない
モモハモグリガ やや少ない
ブドウ べと病
カキ 炭疽病
うどんこ病 少ない
果樹共通 カメムシ類 やや多い
キャベツ 黒腐病
キャベツ・ダイコン・ハクサイ コナガ やや多い
シロイチモジヨトウ 多い
ハイマダラノメイガ やや多い
野菜共通 ハスモンヨトウ
オオタバコガ
キク(露地) アブラムシ類
ハダニ類
ハスモンヨトウ
オオタバコガ