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農畜産物衛生研究所

家畜の健康や食卓の安全を科学でサポート

愛知県岡崎市にある農畜産物衛生研究所は、安全・安心な食品を提供するために、家畜の健康管理から食品の衛生管理までを検証・サポートします。

主な業務内容

  • ポーククリニック
  • エッグクリニック
  • 食品検査・衛生指導
  • 家畜診療業務

ISO9001認証取得

農畜産物衛生研究所は、平成18年3月16日に品質管理の国際規格「ISO9001」の認証を取得しました。私たちはこの品質マネジメントシステムを維持・活用して、生産者の皆さんへの充実した衛生管理・指導や、食品衛生検査・指導を行い、消費者の皆さんへより安全・安心な畜産物の供給と、サービスの提供に努めていきます。

ISO9001とは?

ポーククリニック

肉豚の生産を妨げる要因として、病気・飼養管理・環境等があります。
ポーククリニックシステムは養豚農場の各種検査や環境測定を実施し、その要因を的確に診断することで生産性や肉の品質・安全性を維持・向上させることを目的としています。


1定期巡回

農畜産物衛生研究所所属の生産改善チームが月1回程度農場を訪問し、豚の様子や飼養管理などを目視・聞き取りで確認します。

検査項目

  • 豚の発育状況
  • 飼養管理のチェック
  • 農場の飼育環境
  • ワクチンの接種状況 など

2定期検査

モニタリング検査を年1~2回実施します。

検査項目

  • 採材(血液・糞便など)
  • 農場における各種検査
  • と畜場における検査 など

※緊急性のある農場の豚に関しては、解剖検査をし、病性鑑定を行います

3検討会

生産者・JA職員・研究所職員・養豚担当職員が集まり、巡回や各種検査の結果報告をもとに課題の確認と改善策の検討を行います。

検討データ

  • 血清検査
  • 細菌検査
  • 寄生虫検査
  • 薬剤感受性試験
  • 内臓廃棄データ
  • 飼料、水の摂取量
  • 生産技術数値
  • 枝肉成績
  • PCR検査
  • と畜場での鼻と肺の検査

4改善策の実施・検討

改善策に対する指導・支援を行い、巡回・検査による効果検証を行います。

エッグクリニック

エッグクリニックシステムは、飼養管理・環境・衛生管理等に基づく各種検査や環境測定を実施し、生産阻害要因を的確に診断することで、鶏卵の生産性や卵の品質・安全性を維持・向上させることを目的としています。
また、食中毒の原因菌としてのサルモネラについても農場を対象とした「サルモネラ検査コース」、GPセンター(鶏卵の選別・包装施設)を対象とした「GPセンター検査コース」を設けています。


1定期巡回

生産改善チームが毎月農場を訪問し、鶏の健康状態や飼育環境などを目視や聞き取りで確認します。

検査項目

  • 鶏の健康状態(トサカの状態・鳴き声・糞の状態)
  • 飼育環境(空気・温度・湿度・埃)
  • 飼養管理(水・餌・飼養羽数)

2定期検査

モニタリング検査を基本的に毎月実施します。

検査項目

  • 採材(血液・糞便など)
  • 農場・GPセンターにおける各種検査
  • 鶏卵検査(サルモネラ菌・一般細菌・大腸菌など) など

※緊急性のある農場のにわとりに関しては、解剖検査し病性鑑定を行います。

3検討会

生産者・JA職員・研究所職員・養鶏担当職員が集まり、巡回や各種検査の結果報告をもとに課題の確認と改善策の検討を行います。

検討データ

  • 血清検査
  • 細菌検査
  • 薬剤感受性試験
  • PCR検査
  • 寄生虫検査
  • 環境検査
  • 鶏卵検査
  • GPセンター検査
  • 産卵成績
  • 飼料摂取量
  • 生産技術数値

4改善策の実施・検討

改善策に対する指導・支援を行い、巡回・検査による効果検証を行います。

農場サルモネラ検査コース

農場内の糞便・埃、鶏卵のサルモネラ検査を実施しています。           

GPセンター検査コース

施設内のふき取り検査、鶏卵検査、施設内・従業員を含めた衛生管理指導を実施しています。

食品検査

食品の安全・安心をサポートするため from farm to table (農場から食卓まで)の視点で、県内JAグループの食品取扱施設(Aコープ、グリーンセンター、食肉直営店、炊飯加工センターなど)を対象に、各施設・食品の衛生検査、巡回指導、従業員教育などを行い、一貫した品質管理のサポートを行っています。


主な検査対象

県内JAグループの食品取扱施設が扱っている食品や原材料を対象に、衛生検査を行っています

  • 加工食品(炊飯・弁当惣菜・寿司・刺身・鶏卵加工品・生菓子・洋菓子など)
  • 原材料(おにぎり具材・弁当具材など)
  • 農畜産物(枝肉・精肉・鮮魚・野菜・鶏卵・穀物など)
  • 使用水

施設の衛生検査・指導

県内JAグループの食品取扱施設を中心に、定期巡回において製造工程や環境の衛生状況を細かくチェックします

製品抜き取り検査、ふき取り検査、粉塵測定などを実施し、衛生状況の把握・検証を繰り返し実施し、改善指導を行います。また、検討会、衛生研修会も随時開催し、現場従業員の衛生管理の意識向上をサポートします。


受託検査

食品取扱施設の食品や設備に対して、各種検査を行っています

  • 各種細菌検査:原料・製品の細菌検査を実施し、衛生状態の把握や食中毒菌の有無を検査します。
  • 保存検査:温度・期間を設定し、食品中の細菌数の推移を確認することで、製品の検証、または期限設定の考え方を報告・提案します。
  • クレーム検査:クレーム品の検査(主に細菌検査)を実施し、クレーム対応のサポートを行います。
  • 商品開発:原料検査・保存検査・製造工程の検証を行い、商品開発時の消費・賞味期限設定などのサポートを行います。
  • 環境検査:製造施設内の器具・手指ふき取り、粉塵測定や浮遊菌・落下菌検査などにより衛生状況を把握し、環境改善をサポートします。

主な検査項目

  • 一般生菌
  • 大腸菌
  • サルモネラ属菌
  • 黄色ブドウ球菌
  • セレウス菌
  • 腸炎ビブリオ
  • カンピロバクター
  • ウェルシュ菌
  • カビ数
  • 酵母数
  • 腸管出血性大腸菌
  • 残留抗菌性物質検査(簡易法)
  • 遺伝子検査など