先輩職員の声
畜産部 養牛担当
杉山 直生
Naoki Sugiyama
2010年 4月入会 畜産学部 畜産学科卒業
現在の業務
私の主な業務は、現場の生産者(主に肉牛肥育農家)に対し、経営安定につながる様々な提案を行うことです。JA担当者とタッグを組んで現場へ向かい、日々の悩みを聞いて解決方法を示したり、配合飼料(牛が食べるエサ)の営業を行ったり、農家ごとの生産成績データをまとめ、より農家経営にとってプラスとなる情報の提供を行ったりしています。
これまでの業務の中で大変だった事、嬉しかった事
セリ人業務の習得です。私は豊橋家畜市場で子牛のセリを行う”セリ人”をやっています。週に一度、2百頭前後の子牛を競っていくのですが、まともにセリを行えるようになるまでとても苦労しました。「何円からセリ始めるか」の価格設定をとっても、価格が低すぎると「悪い牛」という評価を与えかねないし、高すぎると誰も買ってくれません。常に、「生産者」と「購買者」の中間で業務を遂行しなくてはいけないことにプレッシャーとやりがいを感じながら業務を行っています。そんな中でも「認められた」ということを実感すると、とても嬉しい気持ちになります。例えば、生産者さまがふと自分の名前を呼んでくれた時や、JA職員や生産者さま本人から牛の飼い方に関する悩み相談の電話がかかってきた時は「認められた」と実感できる嬉しい瞬間です。
経済連を選んだ理由
私は高校時代から「牛」が好きで「将来は牛を飼いたい!」と思っていました。しかし 高校や大学で実際に牛の世話をする農場研修の機会を通じて、自分で牛を飼うことよりも「牛を飼っている人に、より良い方法を提案する」ということに魅力を感じました。経済連では、畜産部に配属されるという保障はどこにもありませんでしたが、自分の好きな「農業」という分野で地元の人の役に立てるという部分に共感したため、経済連を志望しました。
就活生へのアドバイス
私はよく「今の自分にできる最良のことはなんだろう」ということを考えます。生産者にメリットを提供し、それによって本会にも利益をもたらす。どうしたらそんな存在になれるだろう、とよく考えます。正直に言って、おそらくどの職場に行ったとしても「ここで良かったのだろうか」「もっと良い環境があるのではないか」と思うことがあると思います。ですが、常に考えるべきは「置かれた環境でベストを尽くす」ということ。入ってみないと分からないことばかりです。まずは「私はここで全力を尽くしてみたい!」と思えるような魅力的な理念を持った職場を探すことをアドバイスさせていただきます。
先輩職員の1日
5:30 | 起床 通勤時間が1.5時間と長く、朝はゆっくりしたいので早めの起床です。 |
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この時間は通勤者も少なく、快適な通勤となります。 | |
通勤時間に今日1日と1週間のスケジュールを確認し、職場に着き次第 | |
スムーズに業務を始められるようにします。 | |
8:00 | 出勤 メールチェックと営業資料の準備。 |
9:00 | JAの事務所に出向きます。JAの担当課長に1日のスケジュールを伝え、 |
JA担当者とともに農家巡回に向かいます。 | |
10:00 | 農家巡回。配合飼料の営業や、まとめたデータをもとにより良い |
改善案などを提供していきます | |
12:15 | お昼 弁当を持って行っています。いまだに母の手作りです…。笑 |
13:30 | 事務所に戻り、部署内での営業会議。日頃の営業報告や、感じている悩みなどを |
発表し、上司や先輩職員からのアドバイスをいただきます。 | |
16:00 | 営業会議の報告書作成と、営業結果のまとめを行う。次回への反省のため、 |
1日の振り返りを行う。(そうしないと忘れてしまう、という意味合いが強いです。笑) | |
17:00 | 反省をもとに、次回の営業資料を作成します。 |
20:00 | 帰宅 |
21:30 | 就寝 朝が早いので、寝るのも早いです。 |