れんこん
れんこんは、奈良時代に中国から渡来しました。現在、市場に出回っている品種のほとんどは明治時代以降に渡来した中国種です。
「見通しがきく」として、昔から縁起物とされ、お正月やお祝いの席の料理によく使われます。年間を通して栽培されていますが、秋から冬にかけてが旬です。
あいち産れんこんの旬
あいちのあいちのれんこん
木曽川下流の尾張西部地方の泥質土壌が蓮根栽培に適している愛知県は、全国4位の出荷量を誇ります。主に、シャキシャキ感の強い「ロータス」、もっちり感が強い「金澄」の2品種を栽培しています。 出荷後の褐変防止として、泥つきのまま出荷し、光や空気にふれることを防いでいます。
れんこんの成分・効能
ナトリウムの排泄を促すカリウムをはじめとして、ミネラル類(カルシウム・鉄・銅)を多く含んでいます。 ビタミン類では、風邪予防や美肌効果が期待できるビタミンCや、貧血予防になるビタミンB1・B2などが含まれます。 他にも、抗酸化・消炎・収れん作用などがあるタンニン、便秘改善・整腸作用のある食物繊維、粘膜や胃を保護してくれる糖タンパク質も含まれます。
れんこんの選び方
- 色ムラが無く自然な淡橙色のもの
- 切り口が褐変していない、穴の中が黒ずんでいないもの
- ふっくらと厚みがあり、重みがあるもの
れんこんの保存方法
- 一節丸ごと
- 濡れた新聞紙でくるみ、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存してください。
- 泥付きのもの
- そのまま保存した方が長持ちします。
- 節の途中などで
カットされたもの - 切り口をラップで密閉し、冷蔵庫で保存してください。
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 1,861t(令和5年度)
- 主要品種
- 備中、ロータス、金澄
- 主要JA
- JAあいち海部