カーネーション
カーネーションの原産地は、コーカサス地方(黒海とカスピ海周辺)。歴史は古くギリシャ時代から栽培が始まったと言われています。日本に渡来したのは江戸時代初期。オランダ船によってもたらされたため、「オランダナデシコ」「オランダセキチク」などと呼ばれていました。
カーネーションには、主に2種類の形があり、大輪系のスタンダードタイプ(1本の茎に一つの大きい花を咲かせるタイプ)と多輪系のスプレータイプ(1本の茎から枝分かれしたいくつかの茎に、多くの花を咲かせるタイプ)に分類されます。
現在では、花色・花型ともバラエティに富んでおり、代表的な赤やピンク以外にも、オレンジや淡い緑、花びらのふちがギザギザとしたものからフリルのようなものなど、品種によってさまざまです。母の日の贈答用だけでなく、葬儀やブライダルなど、小売から業務用まで幅広く使われています。
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スタンダードタイプ
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スプレータイプ
あいち産カーネーションの旬
あいち産のカーネーション
あいちは全国2位の出荷量を誇っており、暖地(9月~6月まで出荷する産地)の中では全国1位の出荷量となっています。あいち産は品種数が豊富で品質も安定しているため、高い市場評価を得ています。
カーネーションが長持ちする方法
茎を潰さないよう、良く切れるはさみやナイフを使い茎を数㎝切った後、すぐに花瓶に活けてください。葉は水に浸かると腐りやすいので、下葉は取り除いてください。1日1回を目安に水を取り換えたり、花屋さんで売っている延命剤を使うと、より長く花を楽しめます。
カーネーションが使用される季節の祭事・イベント
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 15,100千本(令和5年度)
- 出荷時期
- 9月~6月
- 主要JA
- JA西三河、JA愛知みなみ、JAあいち中央、JAあいち知多