さやえんどう
日本料理に欠かせない、春の彩りの野菜です。
別名きぬさやと言い、さやとさやの擦り合う音が衣ずれの音に似ていることから命名されました。さやごと食べるえんどうで、仲間にはさとうえんどう、スナップエンドウ(スティックサラダ)が含まれます。近年増加しているスナップエンドウは、実が膨らんでもさやごと食べられ、甘みの強いえんどうです。さっと湯がいて、マヨネーズや醤油であえるのも美味しくいただけます。
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きぬさやえんどう
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さとうえんどう
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スナップエンドウ
あいち産さやえんどうの旬
あいちのさやえんどう
愛知県は全国3位の出荷量です。スナップエンドウを中心に、きぬさやえんどう、さとうえんどうを栽培しています。スナップエンドウは、ハウスで栽培しており、冬場の冷たい雨風にあてないことで、さやと実がやわらかくて甘く、シャキシャキした食感が特長です。
さやえんどうの成分・効能
風邪予防や美肌効果が期待できるビタミンCの含有量が多く、100g中55mgもあり、これはトマトの3倍と野菜の中ではトップクラスに属します。
カロテンもピーマンの2倍以上含まれています。グルタミン酸というアミノ酸成分も含まれ、脳の老化防止にも効果があると言われています。
さやえんどうの選び方
- さやがピンと張っていて、光沢のあるもの
- 緑色が濃く、折ったときパキッと音がするもの
(スナップエンドウはもともと、さやえんどうに比べてやや白っぽい緑色です)
さやえんどうの保存方法
風に当てるとしなびるので、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存してください。
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 519t(令和5年度)
- 主要品種
- 【さやえんどう】白星、美笹、紅姫
- 主要JA
- JA豊橋、JA愛知みなみ
ブルームレススティックサラダ(スナップエンドウ)(JA豊橋)
生産者のハウスにおいて突然変異から発生した新しい品種で、JA豊橋が種苗登録を行った独自商品です。スナップえんどう特有のブルーム(さやの表面につく白い粉)が無く、表面に光沢・ツヤがあって見栄えが良いことが特長です。品質検査に生産者も立ち会うなど、品質にこだわりを持って出荷しています。