あいち産のご紹介 あいちの園芸

あいちの野菜

ねぎ

特有の香り成分「硫化アリル」が、消化液を分泌し食欲を増進、体を温める効果があるねぎは、古くから「元気をつける野菜」「発汗作用を促す野菜」として用いられてきました。
昔から「関東の白ねぎ、関西の葉ねぎ」と言われるように、地域によるねぎの食文化が形成され、関東では主に白い部分を食べる根深ネギ、関西では緑の葉を食べる葉ネギが栽培されてきました。現在でも地域差はあるものの、料理に合わせて使い分ける習慣が一般的になってきました。

ねぎ

あいち産ねぎの旬

あいち産ねぎの旬

あいちのねぎ

愛知県は、白ねぎ(金長系)と尾張地域特産の「越津ねぎ」を中心に栽培しています。特に、越津ねぎは軟白部・葉部ともにやわらかく、煮ると甘みが強く出るため、すき焼きをはじめ冬の料理に最適です。

蓮

ねぎの成分・効能

ねぎは、白根の部分と緑の葉の部分とで含まれる栄養成分が異なり、β-カロテンが豊富な葉の部分は緑黄色野菜、白根の部分は淡色野菜に分類されます。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や喉などの粘膜を健康に保つ働きがあり、感染症を予防します。さらに、強い抗酸化力により有害な活性酸素を消去し、老化やがんの予防に効果があると言われています。
また、特に妊婦の方にとってうれしい栄養素である葉酸が、100g中110mgと小松菜と同程度の含有率で含まれています。葉酸はビタミンB12と協力して新しい赤血球を正常に作り出し、貧血予防や動脈硬化予防に役立つとともに、胎児の健康的な成長を助ける働きがあると言われています。
このほか、コラーゲンを合成し皮膚や骨の健康を維持するビタミンC、血液を凝固させけがや内出血を起こした時に止血する働きがあるビタミンKなども含まれています。

効能
老化抑制効果
ガン予防
動脈硬化予防
感染症予防
貧血予防

ねぎの選び方

  • 根深ねぎ(白ねぎ)は、白い部分と青みの部分のコントラストがはっきりしているもの
    また、白い部分に光沢があり、硬く弾力があるもの
  • 葉ねぎ(青ねぎ)は、緑色の部分が青々としていて、長く張りのあるもの

ねぎの保存方法

乾燥しないように新聞紙で包み、立てた状態で冷暗所で保存すると長持ちします。
冷蔵庫で保存する場合は、根を切り、茎と葉に切り分け、各々ポリ袋に入れて保存してください。

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生産概要

共販対象面積(ha)
23.3ha(令和2年度)
年間出荷数量(t)
1,121t(令和2年度)
主要品種
越津ねぎ、長悦ねぎ 他
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