たまねぎ
国内のあらゆる地域で生産されており、産地をリレーしながら1年中出回っている野菜です。品種や貯蔵期間によって生食向きや加熱調理向きに分かれています。
あいち産たまねぎの旬
あいちのたまねぎ
1年中出回っている野菜ですが、愛知県のたまねぎは、収穫後に天日で干した後、貯蔵せずにすぐ出荷する“新たまねぎ”で、4~7月を中心に出荷しています。水分が多いので辛みが少なく、生食にも向きます。
たまねぎの成分・効能
辛みの成分は硫化アリルといいます。たまねぎは、この硫化アリルを多く含んでいる辛たまねぎと、少ししか含んでいない甘たまねぎの2種類に分けられます。
硫化アリルには、疲労や不眠、精力減退などの症状を正すビタミンB1の吸収をよくする働きがあります。この他、たまねぎは「血糖値を下げる」「血液の流れを良くする」働きがあると言われています。
たまねぎの選び方
- 表面の皮がパリッとよく乾いて、光沢のあるもの
- 頭の軸の部分が細くしまり、重量感のあるもの
たまねぎの保存方法
風通しの良い所で密閉せずに保存してください。
ネットに入れて吊るしておいても良いです。
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 11,950t(令和5年度)
- 主要品種
- 浜ゆたか、レクスター、早生7号、アドバンス、もみじ3号
- 主要JA
- JAあいち中央、JAあいち知多、JA西三河
へきなんサラダたまねぎ(JAあいち中央)
3月下旬~4月下旬に出荷するへきなんサラダたまねぎは、みずみずしく辛みが少ないので、水にさらさずにそのままサラダで食べることができます。
たま坊(JAあいち知多)
葉つきたま坊
主に知多地域で栽培されているたま坊は、1月に初出荷を行う極早生(ごくわせ)品種です。品種を変えながら1月から4月中旬まで出荷されますが、代表品種の「愛知白早生(しろわせ)」「養父早生(やぶわせ)」は、どちらも『愛知の伝統野菜』として登録されています。食味は玉ねぎ独特のにおいや辛味が少ないため、サラダなどの生食に向いています
※早生(わせ)とは、収穫時期の早い品種のことで、極早生は早生よりさらに早い時期に収穫するものを指します。
こだわりのたまねぎ、販売時期などはJAタウンでご確認ください。