なす
なすの原産地はインドで、熱帯性の植物です。奈良時代にはすでに中国を経て日本に伝わっていたという記録があります。日本人の嗜好に合ったためか、外来野菜の中でもいち早く、江戸時代から促成栽培が始まりました。現在では、3cmほどの小なすから40cmほどの大長なす、ボールのような丸なすなど様々な種類のなすが全国各地で栽培されています。
千両
とげなし美茄子
築陽
あいち産なすの旬
あいちのなす
愛知県では、ハウス栽培と露地栽培により一年中出荷しています。ハウス栽培のほとんどは「千両」という品種で、皮・果肉ともに軟らかく、調理しやすいのが特長です。
西三河地域においては愛知県が育成した品種「とげなし輝楽」を栽培し「とげなし美茄子(ビーナス)」という商品名で出荷しています。非常につやのある皮と、柔らかく甘みの強い果肉が特長です。この他、露地栽培では「筑陽」という長なすを中心に栽培しています。こちらは果実が長くボリューム感があることが特徴です。

なすの成分・効能
なすの紫色を作り出しているのは「ナスニン」というポリフェノールの一種で、血行を良くし、ガンの予防や細胞の老化を防ぐ働きがあります。
なすの選び方
- 肌艶の良いもの
- ヘタの切り口がみずみずしいもの

なすの保存方法
水分の蒸発を防ぐためラップ等で包み、冷暗所か冷蔵庫で保存してください。5℃以下だと品質が劣化してしまうので、10℃前後で保存してください。
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 6,347t(令和5年度)
- 主要品種
- とげなし輝楽、千両
- 主要JA
- JA豊橋、JAあいち三河、JA愛知西
とげなし美茄子(ビーナス)(西三河共計)

愛知県が開発したヘタにとげが無いなすを「とげなし美茄子」として出荷しています。
皮は非常につやがあり、他のなすと比べて日持ちします。果肉は、柔らかく、甘みが強いことが特長です。
こだわりのなす、販売時期などはJAタウンでご確認ください。