あいち産のご紹介 あいちの園芸

あいちの野菜

トマト

トマトは、夏場は北海道を中心とした北の産地から、冬場は比較的気候が温暖な西南産地から多く出荷されます。
主な産地は、北海道、愛知、九州などが有名ですが、全国的に栽培が盛んな品目の一つです。
地域によって栽培方法や品種へのこだわりが多く、店頭に並ぶトマトの種類は、昨今では非常に増えています。そのため、産地同士の競合も激しくなっており、さらには外国産も店頭に並ぶようになってきています。

トマト

あいち産トマトの旬

あいち産トマトの旬

あいちのトマト

県内でも、尾張・西三河・東三河といった地域や生産農家によって栽培技術や品種、玉の大きさなど、それぞれのこだわりを持って栽培を行なっています。
愛知の特長の一つは、標高差による栽培環境の違いを活用し、年間を通じて出荷していることです。
また、ファーストトマトやルネッサンストマト、イタリアントマトなど、一般的な丸いトマトとは異なる品種の栽培も盛んに行っています。さらに糖度にこだわったトマトなども多くの産地で栽培しており、独自のブランドを持っておいしいトマトの提供に努めています。

トマトの成分・効能

鮮やかなトマトの赤色は目を引きますが、この赤色の成分はリコピンで、有害な活性酸素を除去する抗酸化作用があり、老化の進行を抑制するほか、がんや動脈硬化の予防に有効であると言われています。さらにリコピンは、熱に強く、煮たり焼いたりしても抗酸化力が低下しにくいという長所があります。
また、コラーゲンの生成を促すビタミンCも豊富なため、美肌効果が期待できます。
そのほかにも、体内のナトリウムの排出を促すカリウムや、食欲を増進させる働きがあるクエン酸などが含まれており、多くの効能がある野菜のひとつです。

効能
老化抑制効果
ガン予防
動脈硬化予防
美肌効果
食欲増進

トマトの選び方

  • 全体に色ムラがなく、真っ赤に熟しているもの
  • 表面に張りとツヤがあり、ずっしりと重みがあるもの
  • へたがきれいな緑色でピンとしているもの

トマトの保存方法

常温よりも冷蔵庫など冷暗所で保存した方が長持ちします。

真っ赤に熟したもの
ポリ袋などに入れ冷蔵庫へ。
青味の残った未熟なもの
2~3日常温で保存すると追熟して甘みが増します。追熟後は冷蔵庫へ。
カットしたもの
乾燥しないようにラップなどで包み、冷蔵庫へ。
冷凍する場合
水洗いして水気をしっかりふき取り、丸ごとラップで包み、さらにビニール袋に入れて冷凍庫へ。赤く完熟したものを丸ごと冷凍すると、水で洗うだけで皮がするりと剥けるため、ソースや煮込み用に便利です。
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生産概要

年間出荷数量(本会実績)
丸トマト:18,197t(令和5年度)、ファーストトマト:752t(令和5年度)
主要品種
丸トマト:かれん、桃太郎、りんか409、麗旬
ファーストトマト:スーパーファースト
主要JA
JA豊橋、JA愛知みなみ、JAあいち海部、JAひまわり

こだわりブランドのご紹介

匠トマト(JAひまわり)

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JAひまわりトマト部会の有志が、桃太郎トマトを産地独自の方法で栽培したトマトです。果実はしっかりと詰まっていて、手に持つとずっしりとした質感。水を抑えて栽培しているため、糖度が高いのが特長ですが、ただ甘いだけでなくトマト特有の青臭さも感じられる、トマト好きな方にはたまらないトマトです。
生産者自らの手で選別し箱詰め出荷しており、確かな品質を保証します。

ルネッサンストマト(JA愛知東)

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愛知県で育種された品種で、北設楽郡名倉地区奥三河高原で栽培しています。果肉が充実している反面、裂果が発生しやすく高度な栽培技術が必要であることなどから、栽培面積が少なく「幻のトマト」と呼ばれています。
トマトが本来持っている酸味とコク(うまみ)に加え、濃厚な甘味。昔ながらのトマトを味わうことができます(ルネッサンスは、古期フランス語で「再び生まれること」を意味します)。皮が軟らかくゼリー質が少ないため、丸かじり向きのトマトです。

麗(JA豊橋)

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食味を追求し、より糖度を高めるために、通常の栽培に比べて極力、水を控えて栽培した高糖度トマトです。トマトに水を我慢させることにより、トマトが持っている甘さを引き出します。通常のトマトの糖度は平均6度ぐらいで、完熟トマトは8度以上のものとされていますが、この「麗」は9度以上という厳しい条件をクリアーした超完熟トマトで、甘いのはもちろん、濃厚な味わいのトマトです。2014年には第17回『野菜ソムリエサミット』の食味評価部門で大賞を受賞しました。

こだわりのトマト、販売時期などはJAタウンでご確認ください。

JAタウン「あいちゴコロ」