いちじく
原産地はアラビア南部で、1630年頃中国より日本に伝わったと言われています。花なしで実を結ぶことから「無花果」と書きますが、花は外から見えないだけで、果肉の中に小花(しょうか)という花があります。小花が、プチプチとしたいちじく独特の食感を生み出します。
また、アダムとイブが服の代わりに身に着けた葉っぱもいちじくの葉だと言われるほど歴史ある果物です。

あいち産いちじくの旬
あいちのいちじく
あいちのいちじくは、ハウス栽培と露地栽培で春から秋まで出荷し、出荷量は全国2位を誇っています。果実が大きいこともあいち産の特長です。
出荷前に急速に冷やすことで品質保持に努めています。また、一部の生産者では品質向上のために、雨よけ栽培を行っています。
いちじくの成分・効能
ビタミン類やカルシウム・鉄分等のミネラルを含んでおり美容と健康にいいと言われています。果肉の赤色には抗酸化物質アントシアニンが含まれており、活性酸素を減少させる効果があります。
また、ペクチンやセルロースなど食物繊維が豊富で腸の働きを活発化します。タンパク質分解酵素のフィシンも豊富に含まれており、消化作用を促進する効果があります。
いちじくの選び方
- 赤紫色で光沢のあるもの
- ハトメ(果頂部)の割れが大きすぎないもの
- ふっくらして果肉が固すぎないもの
耳たぶ程度の柔らかさがおすすめです

いちじくの保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存してください。傷みやすい果物ですので、早めにお召し上がりください。
生産概要
- 年間出荷数量(本会実績)
- 1,357t(令和5年度)
- 主要品種
- 桝井ドーフィン、サマーレッド
- 主要JA
- JAあいち中央、JA西三河、JAあいち知多、JAひまわり
こだわりのいちじく、販売時期などはJAタウンでご確認ください。