渥美畜産実験農場は、1986年に県内養豚農家の肉豚生産に欠かすことのできない種豚の供給を目的として、愛知県田原市に設置されました。
愛知県産豚肉ブランド「みかわポーク」をはじめとするブランド豚の種豚場として、愛知県が系統造成した優良種豚と精液を生産し、養豚農家の皆さんに安定供給しています。
「みかわポーク」は、愛知県が開発した優秀な系統豚3品種を交配して、それぞれの優れた特徴をすべて受け継いだ豚肉です。
渥美畜産実験農場では、下記の3品種の純粋種豚を生産しています。
主に、大ヨークシャー種とランドレース種の交配で生まれた母豚となる雌豚と、種雄豚となるデュロック種を、東三河地域の生産者を中心に供給しています。
異なる純粋種を掛け合わせて生まれたF1*は、産肉性、繁殖性、育成率などの能力が両親から一代に限り優れています(これを雑種強勢と言います)。
渥美畜産実験農場は生産者に対して、優れた肉豚の生産に不可欠な種豚や精液を供給するという重要な役割を担っています。
*F1とは、異なる品種を掛け合わせてできる一代雑種のことです。
特長 【子だくさんです】
産子数が多く、育成率が高い。子育て上手。
特長 【良く育ちます】
発育が良く、赤肉量も多い
特長 【美味しいお肉になります】
ロースが太く、肉質が良い。
(写真提供:愛知県畜産総合センター)
養豚農家の皆さんへ安全・安心な種豚・精液を安定供給するために、畜舎内の洗浄・消毒、ヒトやモノの入場制限、敷地内入退場時の車両のシャワー洗浄など、バイオセキュリティを徹底しています。
渥美畜産実験農場は、平成17年1月13日に品質管理の国際規格「ISO9001」の認証を取得しました。私たちはこの品質マネジメントシステムを維持・活用して、養豚農家の皆さんへ、より安全・安心な種豚・精液の供給とサービスの提供に努めていきます。