初釜(はつがま)?
初釜は新年最初に行なうお茶会で、お濃茶・お薄茶・そしてお懐石料理を召し上がって、新年をお祝いするお茶会です。
一月中旬頃に行われる初釜は、普段はなかなか会えない稽古仲間がそろい、各々の晴れ着姿が華やかな雰囲気を添える行事です。特定の人だけを招いて行われる茶事のように畏まるものでもなく、わきあいあいと楽しめ、花のある催しといえるでしょう。


●茶会の服装
女性は白紋付か付け下げがベストですが、大きな茶会では、若い方は大柄の振袖や洋服などを着てくる方もおられます。派手目のものやアクセサリーを避け、見た目に不快感をあたえない、清楚な服装にします。

●必ず持参するもの
扇子 ・・・ 席中に入ったときの挨拶や、掛け軸やお茶道具を拝見するときなどに使います。
懐紙 ・・・ お菓子を取り分けたり、食べたりするときの敷物になります。また、お抹茶を飲んで汚れた口元やお茶碗を拭うときに使います。
袱紗 ・・・ お茶席や、受付などで会費を納めたりする際に、さらっと出して使うのが良いでしょう。
手拭
(ハンカチ)
・・・ 点心をいただく際や、茶室に入る前、手水を使う際などの必需品です。
替え足袋 ・・・ 茶室に入る前には、足袋を一度は必ず取り替えること。招待された家の畳を汚すのは大変失礼なので、必ず白の替え用足袋を持っていくこと。

●点心
茶事懐石のように、作法が始終きっちりしているものとは違い、お茶会の点心はもっと気楽に考えてよいでしょう。
注意点は、お箸の持ち方、食事時にふさわしい会話をこころがけること、器を大切に扱うこと、できるだけ料理を残さないようにすることなどです。器のことなんてわからないのに、知ったか振りをするのはいけませんが、ご主人が吟味して揃えた器に対して、ちょっと器に気を留め、手にとって眺めてみるなどの心配りも必要です。

●濃茶
濃茶はお茶事の中心に位置するものです。ご主人のお手前をじっくり拝見しながら、茶の湯の深遠さを味わいましょう。
濃茶は基本的に、一つのお茶碗に入っているものを客全員で呑み回すものです。自分に応分の量(だいたい3口くらいと言われます)をいただいたら、懐紙の角で、飲み口を手早く拭い、次客へと送ります。

●薄茶
厳粛な雰囲気の濃茶に比べ、薄茶は清談を交えながら、なごやかな雰囲気で進んでいきます。一人のお客様に、一碗ずつのお茶が点てられ、お茶の濃さもちょうどよい加減です。

お茶をいただいた後、そそくさと器を亭主にもどすのではなく、器の中、側面、裏面まで念入りにゆっくりと拝見させてもらいましょう。

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