2015年09月09日 イベント

9月9日「重陽の節句」は「菊の節句」です!

きょう9月9日は、「端午(たんご)の節句」などと並ぶ五節句のひとつ「重陽(ちょうよう)の節句」で、長寿を祈る日です。
「重陽の節句」は、別名「菊の節句」と呼ばれています。

なぜ「菊」なの?
中国では菊は邪気を祓い長生きする効能があると信じられていました。その影響を受け日本では、平安時代に菊の花を浸した「菊酒」を飲み交わし、詩を読んだりして穢(けが)れを祓い、長寿を願う宴が催されるようになりました。江戸時代には重陽の節句の前夜につぼみの菊の花に綿をかぶせて、菊の香りと夜露をしみこませた「菊の被綿(きせわた)」で、宮中の女官たちが身体を撫で、長寿を祈っていたそうです。

現代では?
他の節句と比べてすこし縁遠くなってしまいましたが、今一度、移り変わる日本の季節の節目を感じとり、「重陽の節句」をお祝いしてみませんか。

お祝いの仕方は?
気軽にできる方法は、つまものの菊花を使うことです。
お刺身などの横にそっと飾られている小さな黄色い菊の花。あの菊花、目で楽しむのはもちろん、食べることもできるんですよ!
好きなお酒に花びらを浮かべれば、簡単に「菊酒」の雰囲気を味わえます。お刺身の醤油に花びらを散らしていっしょに食べる、なんて味わい方もとっても"粋"ですよね。

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あいちは菊花の日本一の産地!
愛知県は、菊花の生産量・販売金額ともに全国一の産地です!独自の品種改良で、愛知県に適した品種を栽培して高品質な商品をお届けしています。


さらにうれしい栄養も♪
菊花には、ビタミン(B1・E)やカルシウムなどの栄養も含まれています。「重陽の節句」に限らず、ぜひいちど召し上がってみてくださいね。